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スマホ脳
2021.12.21
カテゴリ：院長青柳’ｓ 魔術師への道
スマホ脳
ちょっと前に購入した本ですが、読みました。
海外の研究者の方の著書で、日本語訳されたものです。
とても面白い内容で、スマホをはじめとした電子機器がいかに脳に悪いか、様々な研究から考察しています。
当センターはめまいのクライアントさんが多いこともあり、スマホやPCの使用については日常生活を見直して頂くようにお話させて頂くことも多いです。
めまいをカイロで治したい！と思って来られ、脳の問題やスマホが原因だという事に理解がない方からすれば、ハッキリ言って、大きなお世話だと思います。
一応、HPにはめまいは脳の問題ですよ～とは書いてありますが、それとスマホ使用が一致しない方もおられるでしょう。
しかし、デジタル・ヘロイン・・・やばいです。
めまいの方には基本的に対光反射という、瞳孔の機能から脳の状態を調べる検査をするのですが、８割がたの方は正常に働きません。
そして、ある方法でその場で改善する方もおられますが、PC作業やスマホ使用が日常的に相当時間で、慢性化している場合、改善しない事も多いです。
そうなると、主な原因が脳疲労であることが疑われますので、少なくとも２週間以上は利用制限をするなど生活習慣をある程度改善して頂かないと、来院時だけ、私のケアだけで改善するお約束はできなくなります。
長年、自宅でのリハビリ等は不要！
院内のケアだけでなんとか治す！！
をモットーにしてきましたが、スマホの登場によってそれが難しくなりました。
開業時はまだiPhone４すら高級品でしたし、Wi-Fiなんてものも普及していませんでした。
私はしばらく何のことかわからず、ウィフィって呼んでましたし（笑）
大変心苦しく、また不本意ではありますが、やむを得ず生活改善をお願いする事がありますが、時代の変化に人間の脳がついて行っていないという事で、ご理解頂ければ幸いです。
ヒトがどのくらいスマホについていけてないか、スマホがどんなに問題なのかは、書籍・スマホ脳を手に取ってみて頂くとよくわかると思います。
院内にも置いておきますので、興味があればご一読下さい。
ちなみに数年前に出された研究では、ヒトがデジタル作業に関わっても大丈夫な時間は１日に６時間までだとされました。
海外の文献なので、それ以上だと何が起こるか、どんな害があるかなどの細かいところは分かりませんでしたが、６時間までしか耐えられない！とされました。
今の日本人は働き過ぎです。１００年前の労働基準である一日８時間労働もそろそろ見直すべきではないでしょうか？
１００年前と比べて生産性は格段に上がっているのですから、一日６時間でいいと思います。
今は労使のバランスが悪く、資本家が儲け過ぎです。
