脊柱管狭窄症・・・って?

昨今、脊柱管狭窄症という診断を受けて来院される方が増えています。

もちろん、当センターのメインが、めまい脊柱管狭窄症坐骨神経痛小児発達障害 なので、多いのは当たり前なのですが。

脊柱管狭窄症と診断された皆さんは、辛い症状を抱えて、薬も効かず手術も微妙で、絶望的な雰囲気で来られます。

頭の良い方ほど、医師の説明を真に受けて、【私は脊柱管が狭くなっているのが原因(神経を圧迫しているから痛い)】という一見ホントのようなウソを信じています。

何度も当ブログでも取り上げたテーマであり、過去に遡って頂けばほかの記事も出るでしょうが、再度、取り上げます。

まず、脊柱管狭窄症は病気ではありません。

脊柱管が、画像上、何らかの原因で、狭窄(狭く)しているように、私(医者)に見える、というだけ。

元々何センチある脊柱管が何ミリ狭窄したから、これこれ、こういう症状が出る、という根拠もデータもないですし、そもそもその狭窄した脊柱管がいつから狭窄していて、いつ、どうなったから症状の原因になったのか、も不明です。

かつて、画像診断を学んでいた際によくありましたが、画像上では完全に右側の神経が狭くなっているのに、実際には右には症状がなく、左を痛がっているなんて事はザラでした。

私は週一回のカンファレンスだけでしたが、それこそ、毎日診療している臨床現場の医者には日常茶飯事でしょう。

それが分かっていて、画像のみを信奉し、なお、断定的にクライアントさんを脅かすがごとき説明は欺瞞としか言えません。

余程ひどい診断の場合を除き、私は実際の臨床ではクライアントさんには診断医の悪口は言わない事にしていますけども、まぁ、ホントにいい加減なのも多いです(笑)

とにかく、クライアントさんは【症状】に困っている訳です。
診断はともかく、その苦痛を取ってあげるのが大事になります。

その場合、何が重要かというと、脊柱管狭窄症はあるとして、では(それによって)どうして困っている症状が出ているのか】を調べる必要があります。

同じく脊柱管狭窄症と診断された方でも、困っている症状は様々です。
(それ自体、自律神経失調症や更年期障害と同じくくりになるので、ホントはおかしいんですけどね。病気ではない証拠のようなもの(笑)

腰痛に困っている方、動作痛に困っている方、臀部痛に困っている方、下肢痛に困っている方、下肢のしびれに困っている方、神経性間欠爬行(歩いていると痺れて来て歩けなくなる)が10分だったり3分だったり、症状が両側だったり、片側だったり、日によって違ったり・・・

日常生活が著しく困難だったり、痛みは強いけど日常生活は普通に
送れる、朝だけ特に痛い、仕事中がひどい、仕事終わりが辛い・・・

似たタイプはもちろんありますが、全く同じ症状の方はいません。
苦しみも困っている場面もそれぞれ違います。

これを【脊柱管が狭窄して神経を圧迫しているから】としたり顔で一刀両断していいわけがありません。
実際に狭窄した神経を大手術で開放しても、(腰痛ガイドライン2によると)大した成績でもないのです。

事前に脊柱管狭窄症と診断されている場合、初回時の検査でざっくり分類していますが、
①脊柱管そのもの及び馬尾神経などの脊髄由来の症状
②末梢神経障害で、神経そのものに異常が考えられるもの
③末梢神経そのものは大丈夫、でも皮膚分節、神経分節などから、神経自体の虚血か伝達異常が考えられるもの
④末梢神経そのものは大丈夫、でも筋肉の異常が強く、筋拘縮が主原因であるもの
⑤単に炎症性のいわゆる腰痛・下肢痛
⑥長期の罹患や思い込み、ストレス等により、神経又は脳が過敏になり、症状を難治・増強しているもの

複合していることもありますが、大体この中に入ります。

すべり症やヘルニアも指摘されていたりすると、ご自身がさも重症のように感じられるかもしれませんが、いずれにしても身体の中で起こっていることは同じ。
上記の問題です。

①以外はほとんどの場合良くなりますから心配いりません。
①の場合は、両下肢にしびれや感覚低下など重篤な症状が起こりますので、そもそも当センターには来られません。
当センターで施術を受けてみたいと思った時点で、たいがい②以下ですから、回復の見込みは十分あります。

まずは2か月。
だまされたと思って、私の言う通りに10回程度試してみて下さい。
いい事がある・・・はずです。
(効果が出るまでに30回以上を要したケース、全く無効だったり、手術の方が有効だったことも稀にあります。施術には個人差があります。)

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