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徒手矯正による肋骨骨折

徒手矯正による肋骨骨折

先日、肋骨部の痛みで来院された方がいました。

肋骨部の痛みは、通常、3つのパターンしかありません。

1.肋骨骨折
2.肋骨のズレ(サブラクセーション)
3.肋間神経痛又は肋間神経の痛み

もちろん、肺疾患や胸膜炎など、中身の問題で痛みを呈すことはありえますが、普通は先に病院で診断がつくでしょうし、痛み方が違うと思います。

そして、3つの中でも肋骨骨折はたいがい外傷の既往があるので問診で分かります。

しかし、珍しいケースがあったのでご紹介します。

この方は、外傷の既往はないものの、痛める前の日に整体で後ろから羽交い絞めにして膝で押し込むという、カイロでいうダブルニーテクニックで骨の矯正を受けたそうです。

初めてではなく、過去にも何度も受けていたとのこと。

今回は肋骨部痛がひどくなり、その整体では整形外科に行くように言われたそうですが、先に紹介されて当院に来られました。

肋骨部痛は得意分野ですが、痛みの感じでは肋間神経痛っぽくはない。

肋骨のサブラクセーション(ズレ)を調べても、それほど痛みを起こす感じではない。

となると、骨折が疑われますが、少々下手でもダブルニーテクニックで骨を折るなどとは考えにくい・・・という事で、初回後は様子見て頂くことにしました。

痛みがが引かなかったため整形に行き、レントゲンでは骨折は分からなかったそうですが、MRIを撮ったところ、やはり前部の肋骨が折れていたそうです。

場所的にも外傷の既往が無いので、医師の見立てでも整体での矯正が原因ではないかとの事。
私もそう思います。

徒手の矯正での骨折は噂には聞いていましたが、やはりあるようです。

私がアクチベータを使うようになったのも、理論も素晴らしいですが、矯正による危険を排除するためもあります。

こういう事もありますので、既に熟練している先生でなければボキボキする矯正はやめた方がいいです。

ちなみに肋骨骨折は安静以外の治療はありません。

4週間もすればくっついて治りますから、痛すぎる時には痛み止めを服用しつつ、心配しないで安静にしてください。

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